5/30午前中東京都出発し、毎年行っている立山の渓に向かう。 

6時間ドライブの後やっと午後4時過ぎに本流に立つことができたが、今年は雪解けの水量が予想以上に多く、水流が速くて、いつものイブニングライズの場所を攻めるのが難しい。仕方なく岸際のみを攻めた後、早々とロッドをしまい宿に向かった。 この川はもちろん漁業権も無く全く自然の状態の川で、そこをフライで釣るのが面白い。

さて翌朝は宿におにぎりを作ってもらい、支流を攻め上がる事に・・・
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早速流れのある淵から24cmのイワナが出る。 川幅は広く、フライ向きの川で、私が停めた駐車場に、餌釣り師と思われる車が1台。
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続いてまた同様のサイズのイワナを得た。
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だいたいここぞと思われる流れのある淵、深瀬からは間違いなく出るのが小気味よい。
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私のフライロッドのエンドからリールシートの長さが約25cmなので、サイズをさっと知るには丁度良い。25cmオーバーの綺麗なイワナである。 途中まだ所々に雪渓が残る溪である。
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およそ1時間ほど釣りあがった所で、25cm超えるやや銀毛したイワナをゲット。
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これをゲットして、今まで良いサイズのイワナを5匹はとったろうかと思って、後ろに何かがいる気配が・・・右手は熊スプレーに手をかけ緊張して振り向いたら・・・・なんとカモシカがじっと私を見つめておりました。
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カノシカも親子連れだと親は本気で向かってくると宿のオヤジが言っていたのを思い出し、ゆっくりとその場を退いた。 その後堰堤を5個超え、同サイズをさらに数匹ゲットした後、山道がなくなり、いよいよトロッコのトンネル下にたどり着く。ここまで徒歩で約2時間。 崖をのぼりトンネルの入り口に立ったところ、今までは無かったフェンスで入り口がおおわれている。時間は16時。フェンスを超えて行くべきか戻って明日にすべきか・・・考えた末、体も疲労がたまっているので、これで引き返すことにした。
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帰路は山道を歩き宿まで帰った。ここの宿のオヤジさんは、冒険家&プロスキーヤで知られる三浦雄一郎の弟子で冬はスキー教室の先生(御年70歳を超える)をやっておられる。彼は冬以外は毛バリ釣り(フライフィッシング、テンカラ共に)大好き人間で夕食後はすっかり意気投合し、奥様と共にフライ話に花が咲きました。SFFCの話をしたら、入会したいとの事で早速入会したいただく事に・・・・。
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明日の上流からの釣りにほくそんでいたら、家から電話。急用ができ明日午後には帰らねばならなくなり急遽釣りを断念する始末。 残念無念・・・・・・

いつもながらこの溪は期待を裏切らない渓であり、尺は出ませんでしたが十分にFFを堪能しました。ちなみに主に使ったフライは、ピーコックボディの黒のパラシュート#12でした。 次回は上流の釣りの想いを馳せながら、翌朝現地を発ちました。宿のTさんお世話になりました。