1)大混乱のアメリカ大統領選挙だが、トランプの常軌を逸した数々の行動/発言でさえも、指示している市民が半数弱存在するという今のアメリカの実態に大変失望している。どこにかってのアメリカの良識はいってしまったのか・・半数近くの市民がトランプを推している事にアメリカの良識崩壊の危機を痛感している。
共和党の主なメンバーからの意見も聞こえてこない、トランプに反する共和党員は皆トランプが切ったというから、まさに現共和党には、良識のある議員は存在しないのかもしれない。
だとすると今の民主党の重鎮よ、立ち上がって是非アメリカの民主主義のために共に戦ってほしい。現役時代、3か月に1回はアメリカ出張という職についていたが、その頃あこがれていたアメリカは、もはや遠い昔の事になってしまった・・

2)日本では菅首相の言動が問題となっているが、日本学術会議での6人の選定理由でもはっきり理由を言わない姿勢は実に嘆かわしい。また彼の発言でも「正式な名簿の提出前に一定の調整が行われていた」とする菅首相に対して、「事前に調整をしたことは一切ない」という学術会議会長及び前会長の食い違い・・・今までの阿部首相の時と全く変わらない姑息な答弁だ。
6人を任命拒否したのは、まずかったと実は感じているなら「政治的な理由で誤りであった」と何故言わないのか・・・官僚の持ってきたことをあまり確認もせずそのまま発言してしまう事もあるだろう。たた万一それが重大な誤りであると確認したなら、素直にそれを撤回するのが筋である。政府と言うのは一回口にした事は絶対に撤回しない・・それを捻じ曲げて姑息に正しさを押しとおそうとする・・・そういう姿勢こそ正すべきである。そういう点が今の政府にかけていると言わざろうえない。

菅首相は、外交面でも大きな不安がある。 私も長い間、アメリカ・ヨーロッパで、仕事をやってきたが、会話・習慣を理解できないとなかなか彼らを理解・説得するのは難しいという事を肌で感じてきた。彼は英語はできないし、外交経験も無い。そういう男が一国の首相であるのは危なっかしい。

また、先日彼の所信表明演説を見たが、ほとんど下を向いて官僚の用意した原稿の棒読みであった。所信表明とは読んで字のごとし「自分の信じている事を表す」事であるが、全く彼の強い意志・信念は感じられなかった。棒読みするくらいなら、その原稿を議員全員に配付したほうがよっぽど良い。どうかドイツ、フランスやアメリカの首相や大臣の演説を是非学んでほしい。自分の発言に自信を持ち自分の言葉として発言している。菅首相には失望しているというかその器ではない。元来彼は自分から進んで首相になったわけではなく、派閥主義から押されて立った人物であるゆえに、自らの強いリ-ダーシップに恐ろしく欠ける男である。どこに彼の強さがあるのかいまだに発見できていない。日本首相として立たせるのは恥ずかしささえ感ずる今日この頃である。

3)コロナの感染は高止まりのまま推移しているがこれから冬に向けて心配である。PCR検査能力向上は再三再四言われているのにかかわらず依然として低く各国に及ばないのは何故なのか・・・・
また、政府はいつまでたっても我々の3密の自助努力に責任をたくすだけで、政府の公助は出てこない。なぜ政府の公助がでてこないのか・・・
政府自身の誤りを恐れているなら、それこそ現在の姿勢こそが誤りだといわざろうえない。してきた事と言えば、全く無駄であった50億円のアベノマスク、タイミング最悪のGoToキャンペーン・・全く乏しい政策の限りである。東京都医師会の尾崎会長が言われるように、地域に限って「補償を伴う休業要請を行う」「PCR検査の拡充」等を是非検討してほしい。首相のリーダーシップにも、もはや期待できない現状を嘆いている。

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